日本医療政策学会にてポスター発表しました

地域医療未来創造ネットワーク(NRHA/ナーハ)は、「持続可能な地域医療の未来をともに創る。」というビジョンのもと、調査研究と提言活動に取り組んでいます。
この度、6月28日に開催された日本医療政策学会において、「訪問診療におけるポリファーマシーの現状分析に基づく解決方略」という演題でポスター発表を行いました。
高齢の患者様が多くの薬を併用することで副作用などの有害事象を引き起こすポリファーマシーは、以前から医療現場における課題とされてきました。また、薬剤の過剰な処方は、増大し続ける医療費をさらに逼迫させる要因にもなります。ポリファーマシーの改善は、患者さんと社会双方にとって有益ですが、減薬が患者さんの不安につながるケースも少なくありません。そのため、医療者による丁寧な説明や社会的な啓発、そして政策的な後押しが不可欠です。
そこでNRHAは、この課題を構造的に分析し、政策提言を行うため、加盟法人である医療法人社団平郁会のデータを基にした調査研究を実施し、その成果を発表しました。
今後も、調査研究から得られるエビデンスを基に、建設的な政策提言を継続し、社会に貢献してまいります。