2025年度「地域サミット」を開催しました
今年度も、一般社団法人地域医療未来創造ネットワーク(NRHA/ナーハ)の主要な取り組みの一つとして、全国10エリアにて「地域サミット」を開催いたしました。本サミットは、持続可能な地域医療の未来をともに創るため、医療・介護の現場で働く仲間が集い、相互理解を深めること、新たな学びや気づきを得ることを目的としています。
今回は、全10回にわたるサミットの様子と、本取り組み初となる「外部の地域医療・介護関係者」をお招きして開催した福岡サミットの様子をご報告します。
全国10エリアで開催された「地域サミット」
今年度の地域サミットは、神奈川東部、神奈川西部、北陸、札幌、名古屋、千葉埼玉、静岡、東京、大阪、福岡の10エリアにおいて、NRHAに加盟する会員の皆さまを対象に開催いたしました。
各会場では、会員の現状や今後の全体方針の共有をはじめ、「最新の知の共有」として、医療・介護現場における最新のAI技術の活用事例などが紹介されました。また、各エリアならではの事業間連携の好事例や、現場力を高めるための取り組みが多数発表され、参加者同士の活発なディスカッションが行われました。
日頃は異なる施設や事業(訪問診療、訪問看護、ホスピス、外来など)で働く職員の方たちが一堂に会し、顔の見える関係性を築くことで、地域内での連携をさらに強固にする素晴らしい機会となりました。

初の外部参加を実現。地域との繋がりを深めた「福岡サミット」
そして、全国10エリアの締めくくりとして2月20日に開催された「福岡サミット」では、これまでのサミットからさらに一歩踏み込み、初の試みとして地域の外部関係者の皆さまにもご参加いただきました。
枠組みを地域全体へと広げ、名称を「福岡地域医療介護多職種カンファレンス」と改めての開催です。基幹病院の地域連携室や地域の居宅介護支援事業所など、日頃から地域医療・介護をともに支えてくださっている方々をお招きし、会員の各事業所の職員の方たちと、直接交流を深める機会を設けました。
グループワークでは、「不必要な入院をなくすために、どのような地域連携を行う必要があるか」といったテーマで、法人の垣根を越えたディスカッションを実施。
外部関係者の皆さまからの率直なご意見や、地域が抱えるリアルな課題感を直接伺うことができ、非常に熱気にあふれた有意義な時間でした。本会終了後に開催された懇親会でもその熱気は冷めやらず、食事を交えながら参加者同士の交流がさらに深まり、笑顔の絶えない大いに盛り上がる場となりました。
参加者アンケートでも、「お互いの顔が見える関係性が築けた」「明日からの実務に活かせる気づきがあった」といったお声を多数いただいております。

おわりに
全10回にわたり全国各地で開催された「地域サミット」は、総勢808名の方々にご参加いただき、盛況のうちに全日程を終了いたしました。
事後アンケートでは、参加満足度4.4点(5点満点中、以下同)と高い評価をいただいただけでなく、「参加者同士の顔の見える関係性づくりに繋がったか」という項目でも4.4点という評価をいただきました。全国各地の医療・介護現場で従事される皆さまが直接対話を重ねることで、法人や事業の枠を超えた深い繋がりを築くことができたと感じております。
また、本年度の重点テーマであった「新たな気づきや学びを得ることができたか」については4.4点、「AIへの理解が深まったか」については3.9点、という結果となり、医療現場の知恵と最新のテクノロジーを融合させる有意義な学びの場となりました。
NRHAでは、今回の福岡会場で一つの成果として得られた「地域との共創」の形をモデルケースとし、今後も各エリアでの地域連携の輪をさらに広げ、持続可能な地域医療の未来を皆さまとともに創ってまいります。
ご参加いただいた皆さま、そして開催を支えてくださったすべての関係者の皆さまに、心より感謝申し上げます。誠にありがとうございました。